全日本ラリーにデビューして5年間は、自動車メーカーのチームに所属していました。

6人のチームメイトとメカニックの方々はとても仲がよく、前後の飲み会は、ラリーと同じぐらい楽しみでした。

時々ラリーには、メーカーの広報部等の社員が同行することがありました。

あるラリーで良い成績で終了し、皆機嫌よく宴会が始まった時、メーカーの社員がぼそっと言いました。

「実は、金曜日(ラリーの前日)の宴会を見た時に、皆さんの騒ぎ様を見て、なんて人達なんだと思いました。とてもラリーの前日とは思えない騒ぎ方と飲み方だと。これは、会社に戻ってから、報告しなければならないと思いました。

しかし、土曜日の本番になると、皆さん凄い成績で1、2、3でフィニッシュしてパーフェクトな結果でした。そこで私は考え直したのです。昨日はたまたま騒ぎ過ぎただけで、本当はちゃんとした人達なのだと。

でも、また今日の宴会を見て思いました。この人達は、ラリーの成績は素晴らしいが、とんでもない人達なのだと」

確かに、飲んでいるときの私たちの合言葉は「これでラリーが無かったら最高なのになぁ」でした。すみません。

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